新しくPCを買うときに「メモリどうしよう?」と迷った経験はありませんか?
予算がたくさんあればメモリを多く搭載しているPCを選ぶに越したことはないですよね。
ですが、決してお金持ちではない私はいつも迷います。
搭載するメモリによって値段が結構変わってくるんですよね。
「ずっと使うつもりだから後悔しないようにメモリの多いPCを選んでおこう」とか、「どうしてもこのPCが欲しいけどそこまでの予算もないし、少なくても大丈夫だろう」みたいな感じです。
結局どちらかを買うんですけど、普通どちらかしか買わないので実際に搭載メモリの差がPCの処理能力の差にどれくらい影響してくるかを知る機会ってなかなかありませんよね。
と常々思っているのですが、今、私の手元には2台のOneGX1があります。
OneGX1と言うのは、2020年にONE-NETBOOK社から発売された7インチのUMPCです。
私の手元にあるこの2台のOneGX1は、搭載メモリがそれぞれ8GBと16GBです。
良い機会なので、2台のOneGX1を使って搭載メモリの差が処理能力の差にどれくらい影響してくるか調べてみることにしました。
FINAL FANTASY XV ベンチマークで比較
まず、2台のPCにFINAL FANTASY XVベンチマークソフトをインストールしてスコアを比較してみます。
何台ものPCにFF15ベンチマークをインストールしましたが、本編はPS5で遊びました。
設定は特にいじらずに標準品質、1920×1080のまま2台同時にスタートします。
さすがに重いですね。
スタートボタンを押してから動き出すまで2分以上かかりました。
この時点で既に16GBの方が読み込みが早いのがわかります。
両方とも見ていられないほど処理が追い付きませんが、16GBの方が少しだけスムーズで、差はどんどん開いて行きます。
16GBの方は一足早くスコアが表示されました。
16GBから45秒程度遅れてようやく8GBの方もスコアが表示されました。
スコアは8GBが538、16GBが562。
当然両方とも動作困難です。
スコアからはそんなに差がないように見えますが、実際の読み込み、処理速度は予想以上に差があったように感じました。
動画編集ソフトで比較
次は動画編集ソフトの『VEGAS Pro 18』を使い、レンダリング速度を比較してみます。
7インチの画面で動画編集はなかなか大変ですが、OneGX1では動画編集ソフトのVEGAS Proが快適に動きます。
外部ディスプレイに接続すれば動画編集用PCとしても使えますね。
適当な動画を並べて1分半程度の動画を作りました。
FF15 ベンチマークと同様、2台同時にレンダリングをスタートして速度を比較します。
スタート直後から16GBの方が進行が早いです。
メモリ16GBの方は2分14秒、8GBの方は2分44秒でレンダリングが完了しました。
これも結構差がつきました。
短い時間の動画でこれなので、長時間の動画ならもっと差がつくと思います。
まとめ
今回なぜこれを調べてみようと思ったかと言うと、私は以前からメモリ8GBのOneGX1を使っています。
LTEモデルのOneGX1も欲しいなあと思っていたところ、タイミング良くONE-NETBOOKさんが公式ストアで「新生活応援セール」と言うセールを開催されていて、
買えるうちに買っておこうとOneGX1のメモリ16GB、LTEモデルを購入しました。
16GBを使ってみたところ、まあ当然快適に使えるのですが、よく考えたらクラウドゲームやオフィス系ソフトを普通に使ってる分には8GBモデルでも充分快適だったんですよね。
それで、どれくらいの重い作業をすれば差が出てくるのか知りたくなって今回調べてみました。
FF15 ベンチマークも動画のレンダリングも予想以上に作業速度に差がつきました。
これがメモリ8GBと16GBの差です。
結局、当然の話になりますが、予算に余裕があるならケチらずにメモリをたくさん搭載したモデルを購入した方が快適に使えると言うことですね。
ただ、ウェブ閲覧や事務処理等の軽い作業にしかPCを使わない場合はメモリ8GBでも16GBでも同じと言うか、気付かない可能性もあります。
8GBでも時間をかければ動画のレンダリングも出来ますし、軽い作業がメインの人は8GBでも良いかも知れません。
【YouTube動画版はこちら】
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