amazonから電子書籍端末『Kindle Paperwhite』の新機種が11月に発売されることが発表され、同時に予約受付が開始されました。
今回発表された新機種で、これまで頑なに変化のなかったディスプレイサイズが現行の6インチから6.8インチにとうとうアップすることになりました。
これはかなり大きな変化ですね。
実は私はKindle Paperwhiteの大ファンで、第1世代から第4世代まで全て購入してきています。
Kindleシリーズ全てで考えると初代Paperwhiteは第5世代になるのですが、わかりにくいのでPaperwhiteのみを数えて初代Paperwhiteを第1世代、現行のPaperwhiteを第4世代と考えることにします。
新機種は第5世代になりますね。
一番最初に購入した第1世代こそ手放してしまったので手元にありませんが、第2~第4世代の3台は今も手元にあり、現在は第4世代を読書に使っています。
6インチのディスプレイは漫画や雑誌を読むには少し小さいので漫画や雑誌を読むときには主に『IdeaPad Duet Chromebook』を使い、文字だけの本を読むときにKindle Paperwhiteを使っています。
e-inkディスプレイは目が疲れなくて長時間文字を読むのにはベストだと思います。
せっかく第2~第4世代まで3台も手元にあるので、これまでKindle Paperwhiteがどのように進化してきたかを見た目も交えて見て行き、11月発売の新機種はここからどう進化するのか見て行きたいと思います。
ちなみに、私は当然11月10日発売の新機種を予約しましたが、恥ずかしながら予約開始のニュースを知るのが遅かったため、11月19日以降の到着となってしまいました・・・。
それではこれまでのKindle Paperwhiteの進化の軌跡を見て行きます。
Kindle Paperwhite第1世代~第4世代までの特徴と進化
第1世代から第4世代は見た目では違いが良くわかりません。
写真は左から第4世代、第3世代、第2世代の順に並んでいますが、ほぼ同じに見えますよね。
見分け方としては第2世代は画面下に銀色でkindleのロゴマーク、
第3世代は写真ではわかりにくくなりましたが黒色でkindleのロゴ、
第4世代は第2世代と同様、シルバーでkindleのロゴマークが入っていますが、この第4世代だけディスプレイとベゼルの段差がないフラットなデザインになっています。
背面はこんな感じです。
こちらも左から第4世代、第3世代、第2世代の順です。
背面には全てamazonのロゴマークが入っています。
充電用の端子は全てmicro USBのType-bです。
と、第4世代でフラットデザインになった以外は見た目がほぼ変わっていない第1世代~第4世代のKindle Paperwhiteですが、中身は色々と進化してきました。
第1世代~第4世代の主な中身の特徴、進化は以下の通りです。
Kindle Paperwhite 第1世代(2012年発売)
Kindle Paperwhiteの第1世代は2012年の11月に発売されました。
当時私はSONYのReaderを愛用していましたが、amazonで書籍を購入しておいた方が後々便利な気がしてこのPaperwhiteからKindleに乗り換えました。
内蔵ストレージは2GBでした。
Kindle Paperwhite 第2世代(2013年発売)
第1世代から約1年後の2013年10月に発売されました。
e-inkパネルがPearlからCartaになりコントラストが改善され、内蔵ストレージが4GBになりました。
パネルがPearlからCartaに変わったってすごいことのように感じますが、当時は違いが良くわからなかったような気がします。
CPUも25%高速化されましたが、外観は第1世代と同じで見ただけでは違いはわかりません。
Kindle Paperwhite 第3世代(2015年発売)
第3世代発売から2年後の2015年6月に発売されました。
第2世代からあまり目立った変化はありませんが、ディスプレイの表示ピクセル数が2倍になり、より高精細な表示が可能になりました。
発売当初は内蔵ストレージが4GBのモデルだけでしたが、後に32GBの漫画モデルや、初めてホワイトカラーのバリエーションも追加されました。
Kindle Paperwhite 第4世代(2018年発売)
第3世代の発売から3年後の2018年11月に発売されました。
これまでのKindle Paperwhiteは良く見ないと見た目の違いがわかりませんでしたが、この第4世代で初めてベゼルとディスプレイの段差がないフラットデザインになり、見た目で違いがわかるようになりました。
フラットなデザインになった関係で第3世代より10%薄く、軽くなっています。
画面サイズはこれまでと同じ6インチですが、本体サイズが変わったのでこの世代で初めてこれまでのカバーを使いまわすことが出来なくなりました。
他に大きな変更点として、この世代から防水機能が搭載されたのでお風呂やプール等でも読書できるようになりました。
そんなに明確な違いはわかりませんでしたが、内蔵ライト用LEDが4個から5個になりより自然で明るいディスプレイになっています。
第4世代はとても完成度が高く、個人的にKindle Paperwhiteはこれ以上パッと見てわかるような明確な進化をする余地がないのではないかと思っていました。
が、第4世代の登場から約3年でこれまでとガラッと変わった新型が登場することになりました。
それでは、11月発売の第5世代ではどう進化するのか、変更点の中から個人的に気になるものを挙げて行きます。
Kindle Paperwhite 第5世代(2021年発売)の進化
画面サイズが6.8インチになってベゼルは狭く
Kindle Paperwhiteはこれまで頑なに画面サイズが6インチで固定されていたので画面サイズは変わらないものだと思っていましたが、驚きの6.8インチへのサイズアップです。
第3世代で内蔵容量32GBのマンガモデルが出ていましたが、6インチで漫画を読むのは少し厳しい感じでした。
6.8インチになったら漫画を読むのも少し楽になるかな?とは思いますが、7インチのKindle Oasisでも漫画は結局厳しいと言う声もあるのでそんなに変わらないかも知れません。
が、まあ少し大きくなった分これまでより読みやすくはなると思います。
充電用ポートがUSB Type-Cに
新しいPaperwhiteでいよいよ充電用ポートがUSB Type-Cになります。
これは私も含め、待っていた人が結構多いような気がします。
色調調節ライト機能、明るさ自動調節機能搭載
これまでKindleシリーズの最上位機種、Kindle Oasisだけに搭載されていた色調調節ライト機能、明るさ自動調節機能がKindle Paperwhiteにも搭載されます。
画面の色調をホワイトとアンバーに切り替えられるようになります。
色調が白色になるとより紙に近い質感になるのでしょうか?
この辺Oasisの実機を見たことがないのでわかりませんが楽しみです。
ワイヤレス充電に対応(シグニチャーエディションのみ)
新しいKindle Paperwhiteはノーマルエディションとシグニチャーエディションの2つのバージョンが発売されます。
ノーマルエディションは保存容量8GB、シグニチャーエディションは保存容量が32GBになりますが、違いはそれだけではありません。
シグニチャーエディションのみワイヤレス充電に対応していて、専用の充電スタンド(Anker製)も同時発売されます。
私は32GBが欲しかったのでシグニチャーエディションを選びましたが、このワイヤレス充電に関しては正直あってもなくてもどちらでも良いかなと思っています。
スマホやタブレットと違ってスタンドに立てかけて画面を眺めるものではありませんし、1回のフル充電で10週間使用可能になっているようなのでそんなに充電を気にする必要もなさそうです。
その他の変更点
- レスポンスが20%高速化
- 画面がこれまでより10%明るく
- 1回のフル充電で10週間使用可能に
と、その他にも細かい変更点があります。
レスポンスに関してはe-ink端末が驚くほど速く反応するようなところが想像できないので20%向上と言うのがどの程度のものか実際に触るのが楽しみです。
まとめ
Kindle Paperwhite初の6.8インチへのサイズアップは本当に楽しみです。
それにしても色々と進化してPaperwhiteのスペックや機能がほぼOasisと同じような感じになります。
このままだと1万円以上高いOasisの優位性が薄れてしまいそうなので、Oasisも近々色々とスペックアップした新型が発表されるかも知れませんね。
予約が遅くて到着予定が発売日から少し遅れてしまいますが、第4世代で空き時間に読書生活を送りながら新型Paperwhiteの到着を楽しみに待ちたいと思います。
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