Ryzen 7 7840Uを搭載したPROバージョンが発売され、STEAM DECKの有機ELモデルが話題になっているこのタイミングでRyzen 7 6800Uを搭載したONEXPLAYER 2を購入しました。
この、Ryzen 7 6800U搭載のONEXPLAYER2は2023年の春頃に発売されました。
そう聞くと結構新しい感じがしますが、夏(8月19日)にはRyzen 7 7870Uを搭載した上位機種、ONEXPLAYER 2 PROが発売されたのでRyzen 7 6800U搭載のONEXPLAYER 2はあっと言う間に過去のものになってしまいました。
と言うわけで、ONEXPLAYER 2のRyzen7 6800U版は今年発売のPCなのに値段が下がってきているんですよね。
現在私は、GPD WIN Max2、GPD WIN 4の2台のRyzen7 6800U搭載のゲーミングUMPCを所有しています。
今回ONEXPLAYER 2を購入したので、これで3台になりました。
あと他にRyzen7 6800Uを搭載しているゲーミングUMPCと言うと、目ぼしいところではAOKZOE A1やAYANEO 2辺りがありますが、この2つにはあまり興味がありません。
私の場合、ゲーミングUMPCと言っても単体でキーボードが使えて、そのままWindows PCとしても使えるものに惹かれるのです。
ONEXPLAYER 2はMicrosoftのSurfaceのように専用の外付けキーボードを取り付けるタイプなので厳密には単体でキーボードが使えるわけではありませんが、コントローラーを装着すればゲーム機、

取り外せばタブレット、

更にキーボードを取り付ければノートPCに変身と言うギミック

が以前から気になっていて、少し安くなっていたタイミングで思い切って購入しました。
それで、このRyzen 7 6800U搭載の3つのUMPCですが、「処理速度について」や「ゲームの動作検証」は色々なサイトで散々行われているのでここでは触れません。
せっかく。重いゲームが動くほど能力が高く単体でPCとしても使える3機種なので、ゲームだけじゃなく、PCとしてどう言う用途で使いやすいか、ハード的にどうなのか等、他にもいくつかランキング形式で紹介します。あくまで個人的感想です。
3つのPCの用途別ランキング
長文の書きやすさ
- GPD WIN Max 2
- ONEXPLAYER 2
- GPD WIN 4
ブログ等ガッツリ長文を書くにはノートPCタイプのGPD WIN Max 2、キーボードを装着したONEXPLAER 2が便利です。
ちょっとした短い文章なら、場所を選ばず寝転んだままでも文字が打てるGPD WIN 4が気軽で便利ですが、ガッツリ長文となると指が疲れます。

GPD WIN Max2とキーボードを装着したONEXPLAYER 2は共に両手で打てるキーボードを備えているので普通のノートPCのように文字を打つことが出来ます。
が、ONEXPLAYER 2のキーボードは若干小さく、キー配置の癖が強いので快適に打つには慣れが必要です。また、ONEXPLAYER 2のキーボードは物理的に薄く、デスクの上等、平で安定感がある場所で使用しないと、思わぬキーが押されていることがあるので注意が必要です。

一方、GPD WIN Max 2はゲームパッド部分にカバーを被せれば普通のノートPCにしか見えず、キーボードも安定感があって打ちやすいので、ガッツリ長時間に渡って長文を打っても疲れません。

画像、動画編集他、作業のしやすさ
- GPD WIN Max 2
- ONEXPLAER 2
- GPD WIN 4
画像、動画編集に関してはどのPCも充分快適に行える処理能力があります。
結局画面が大きければ大きいほど作業がしやすくなってくる(当然ですが…)ので、画面の大きさランキングのようになっています。

作業しやすい順に10.1インチのGPD WIN Max 2、8.4インチのONEXPLAER 2、6インチのGPD WIN 4と言う感じです。
画像編集に関しては6インチのGPD WIN 4でもできなくはありませんが、複数のタイムラインを並べて表示する動画編集となると6インチではほぼ不可能です。
画像や動画の他、音楽制作等も結局画面が大きければ大きいほどやりやすいですよね。
手書きイラストの描きやすさ
- ONEXPLAYER 2
- GPD WIN Max 2
- GPD WIN 4
イラストを描く用途にはペンが使えてタブレットにもなるONEXPLAYER 2一択です。

描画に少しタイムラグがあるので本格的なイラストを描くと言う用途のためだけにPCが欲しい場合、ONEXPLAYER 2を購入することはおすすめしませんが、簡単なイラストなら充分描けます。
一応、GPD WIN Max 2もペンが使えますが、イラストを描くのは形状的に難しいです。
動画視聴のしやすさ
- ONEXPLAYER 2
- GPD WIN 4
- GPD WIN Max 2
動画視聴の用途では、タブレットスタイルで使うことができ、HARMAN社認定オーディオ搭載のONEXPLAYER 2がダントツです。

外部スピーカーを使わなくても充分良い音で動画を楽しめます。かなりボリュームが出るので私はYouTube Musicで音楽を流しっぱなしにするためにこのPCを使うこともあります。
GPD WIN 4はサッと取り出してYouTube等軽い動画を見るのに良いと思います。
GPD WIN Max 2は10.1インチの画面で迫力ある映像を楽しむことはできますが、わざわざ動画を見るためにこのPCを開くことはありません。
持ち運びのしやすさ
GPD WIN Max 2はノートPCタイプなので折り畳めば特に気を使うことなく持ち運べます。
GPD WIN 4もコンパクトで軽いのですが、画面やスティックがむき出しのため必ず専用ケースに入れて持ち運ぶ必要があり、結構気を使います。

ONEXPLAYER 2はコントローラーを接続した状態だと横幅が30㎝以上にもなります。コントローラーを装着したまま収納できる専用ケースにはキーボードを一緒に収納することができないため別で持ち運ぶ必要があり、持ち運びがしやすいとは言えません。

まとめ

Ryzen 7 6800U搭載のUMPCは基本的に高機能で大抵のことはこなせる程度の能力があるので、外部モニターと外付けキーボードを使えば普通のPCとして使えます。
ここではあくまでUMPC単体(純正のオプション込み)でのPCとしての使いやすさのみを考慮して独断でランキングを制作しました。
見た目通りの評価になりますが、単体で一番PCとして使いやすいのがGPD WIN Max 2、気軽にゲームが楽しめるのがGPD WIN 4、中間がONEXPLAYER 2と言う感じです。
そう考えるとONEXPLAYER 2はどっちつかずな感じもしますが、タブレット、PC、ゲーム機に変形するギミックは単純に楽しいです。
勢いでRyzen 7 6800U、32GBメモリ搭載のスペック的にはほぼ同じPCを3台揃えてしまいましたが、ゲーミングUMPCって小さい筐体に技術が詰まってる感じがしてガジェット好きにはたまらないですよね。
コメント