iPhone 13やGalaxyの新型の折り畳みなど新しいスマホが発表されて盛り上がっていますね。
それにしてもGalaxy Z Flip3は良いですね。
折り畳んだ状態のフォルムにそそられます。
欲しいと言えば欲しいと言うかかなり触ってみたいですが、私は1年以上LGの2画面スマホ『V60 ThinQ 5G』を使い続けていて、まだ特に不便がないのでこのまま使い続けます。
そんなV60 ThinQ 5Gですが、2画面カバーを装着した際のサイズ感が独特で、使い始めてから1年以上経った今もちょうど良い感じの車載用ホルダーが見つかっていません。
まあ、真剣に探していたわけでもないのですが、最近使いだした3Dプリンターで作れそうな気がしたので作ってみました。
これまでは誰かが作ったデータをせいぜいちょっといじって3Dプリンターで出力していただけなので、一から自分で設計するのは初めてです。
V60 ThinQ 5Gのサイズをなるべく丁寧に測り、こんな感じだったら良いなと思う形状をFusion 360で作ってみました。
ちなみに、Fusion 360はこの本をサッと読んで基本的な操作だけ覚えました。
かなりわかりやすかったのでおススメです。
角度を調整できるようにしたかったのでホルダー部分とスタンド部分を分けて作ることにしました。
上部のホルダー部分の形状はすぐイメージ出来たのですが、スタンド部分をどうするかで迷い、色々考えた結果ボルトで接続して角度を調整出来るようにしました。
車への設置方法は、底面を平に作り、単純に両面テープでくっつけることにしました。
設計する際にファイルを分ける必要はなかったかなと後から思いましたが、ホルダー部分とスタンド部分を別々に考えていたためそれぞれ別のファイルになっています。
なんとなくこれで理想のスタンドが出来そうな感じに設計出来ましたが、私の愛用している3DプリンターはCrealityのCR-100と言う1万円以下で購入した初心者用のものです。
この3Dプリンター、コンパクトで使いやすくて良いのですが、最大の弱点が10cm×10㎝×8cmまでのものしか出力できないと言うことです。
コンパクトさとのトレードオフと言った感じで仕方ないのですが、出力サイズに合わせてデータを分割する必要があります。
結局ホルダー部分を4つ、スタンド部分を2つの合わせて全部で6つに分割することになりました。
接着剤だけでは不安なので、簡単なパーツを作って裏面をネジで接続することにしました。
設計が全て終わったので3Dプリンターで出力します。
ちなみに、CR-100は本体右側にフィラメントをセットできるようになっているのですが、本体サイズが小さいので1kgのフィラメントはセット出来ません。
下の写真右側のフィラメントホルダーを購入したら快適になりました。
amazonで1,699円でした。
amazon.co.jp
全てのパーツの出力が完了しました。
トータルで13時間くらいかかりました・・・。
サポート材を外して軽くやすりで磨いて、
接着剤やネジ、ボルトで組み立てます。
完成しました。
スマホをセットしてみましたが、サイズはバッチリです。
右側から充電ケーブルも接続できます。
と、機能的には大体イメージ通り作れたと思いますが、パーツの繋ぎ目が目立つのと、ちょうど良いサイズのネジがこれしかなったので使ったネジがかなり目立って全体的にかなり無骨でワイルドなデザインになってしまいました。
決してオシャレではありませんが、とにかく完成したので車に設置します。
両面テープでしっかり固定できました。
車にナビがついているのでそんなに使うこともないかも知れませんが、ナビのデータが古くて新しい道が反映されていない場合等に使いたいと思います。
使わない時は邪魔にならないようにこんな感じで倒しておきます。
そんなに変わらない気もしますね・・・。
今回初めて自分で一から設計して作ってみましたが、イメージ通りにできた部分もできなかった部分もありました。
でもまあ初めてのオリジナル作品なので、最初のうちはとにかく作り切ることが大事だと思っています。
いつものことながらパーツを細かく分割するのが面倒ですが、この3Dプリンターを使用する以上仕方ない事です。
次はもっとうまく分割できるよう設計段階で良く考えたいと思います。
次は接着剤を使わずに組み立てられるよう、完成後にもっとシャープでオシャレなデザインになるような感じで作ってみたいです。
そろそろ大きなサイズも出力できるこの3Dプリンターが欲しいなあ、と思いつつ、
amazon.co.jp
予算や置き場所のことを考えてまだしばらくCR-100で分割の腕を磨いていきたいと思います。
【YouTube動画版】
amazon.co.jp
amazon.co.jp
コメント