オンラインじゃないナンバリングタイトルで唯一手をつけていなかったファイナルファンタジー、『ファイナルファンタジーXII』のSwitch版、『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE 』をとりあえずクリアしました。
「とりあえず」と言うのはモブハント等のやり込み要素を後回しにしてストーリーだけ終わらせたからです。
本当はクリア前に可能な限り全てのモブを倒してレベルもあげてラスボスを軽く倒してクリアしようと考えていました。
ラスボス直前、バハムートに乗り込む前に頑張ってモブハントを進めていましたが、攻略サイトを見たところ「これ途方もないぞ」と、「このままやり続けても1日1時間弱程度のプレイじゃ終わらないぞ」と感じ、一旦妥協してラスボスを倒しに行ってエンディングを見ました。
それでもクリアまで60時間近くかかりました。
ずーっとクリアせずやり込みを続けても良かったのですが、Nintendo Switch版『ファイナルファンタジーX/X-2 HD Remaster』も購入してあり、そちらもやりたくなってきたので一旦終わらせました。
そう言う訳で全ての要素をやり込んだわけではありませんが、一応エンディングまで見たので簡単に感想を書いておきます。
全体的な感想としては、細かい部分を言い出すと不満な点もあるもののかなり面白かったです。
「さすがファイナルファンタジーナンバリングタイトル」といった感じです。
良かった点と残念だった点を簡単に並べてみます。
良かった点
モブハントが楽しい | モンスター討伐の依頼を受け、探して倒しに行く。 単純な作業ですが楽しいです。 |
ガンビットシステムが斬新 | 自キャラの戦闘時の行動をあらかじめ設定するガンビットシステムが斬新で楽しかったです。 RPGの戦闘と言うより『if ~』と言う感じのプログラミングに近いですね。 |
ゲーム速度が変更できる | ゲーム速度が4倍速まで変更できるのでダンジョン等サクサク進められる。 雑魚敵が多く出てきてもすぐ片付くのでストレスにならない。 |
残念な点
主人公の影が薄い | 噂には聞いていましたが、本当に主人公の影が薄いです。 主人公のはずなのに旅をする動機が希薄で、パンネロも含めて主人公の周りをウロチョロしてるだけの脇役カップルのようでした。 かと言って主人公を食うほど目立つ魅力的なキャラがいるかと言うと個人的にはそうは思えませんでした。 |
ラスボスが強大さに欠ける | ボス以外の雑魚敵が強く、何度かゲームオーバーになりながらラスボスまでたどりついたと思ったら意外とあっさり倒せて拍子抜けしました。 (中途半端にレベルを上げ過ぎたせいかも知れませんが) 魅力的な中ボスと比較して面白みに欠けるラスボスな気もしました。 |
途中からストーリーが急にどうでもよくなる | 簡単に言うと『帝国軍対反乱軍』、『強大な国家に奪われた自国を取り戻す』ストーリーなのでそこまで難解と言う訳ではありませんが、序盤わくわくしながら楽しんでいたストーリーが途中から急にどうでもよくなりました。 なぜどうでも良くなったかと言うと、集中して登場人物の背景を考えながら見ないと「この敵キャラはいったい何がしたいのか?」、「目的は何か?」を見失います。 「あの敵キャラが言ってることは間違ってるのか?」等の疑問が出てくることもありました。 |
こうやって並べてみると良いのはゲームシステム、残念なのはストーリー関係と言う感じになりました。
個人の感想なので、このストーリーやキャラがシリーズ中一番好きと言う人がいてもおかしくありませんし、背景を調べたりゲーム内から得られる情報以外も知るとまた違うかも知れません。
でも逆に言うと、主人公やストーリーに興味が持てないのにクリアまで60時間近く楽しめるってすごいと思います。
それまでのRPGの戦闘とは全く違う、斬新なガンビットシステムが受け入れられるかどうかが全てだと思いますが、ガンビットシステムが楽しめればこのゲームはとても楽しいものになります。
とりあえず『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』はエンディングまで終わったので、また気が向くまでやり込みは一旦休んで、次はNintendo Switch版『ファイナルファンタジーX/X-2 HD Remaster』を少しずつのんびり進めて行きたいと思います。
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