SAMSUNGからGalaxy Fold、HuaweiからはMate X、モトローラからRAZRが発表と折りたたみスマホが注目を集めています。
Galaxy Foldが色々と話題になりましたが、実は世界初の折りたたみスマホはRoyoleのFlexPaiと言うスマホです。
FlexPai は開くと7.8インチのタブレットとして使用できます。
『折りたたみスマホ』とひとまとめに言われていますが折りたたみ方によってそれぞれ特徴があり、現在発売、発表されている折りたたみスマホはざっくりと2種類に分けられます。
・Galaxy Fold、MateX、FlexPaiのような折りたたむと普通のスマホサイズ、開くと大画面のタブレットサイズになる折りたたみスマホ
・モトローラのRAZRのような縦折り型で、折りたたむとコンパクトに、開くと普通のスマホサイズになる折りたたみスマホ
の2種類です。
で、これらの折りたたみスマホがこれからスタンダードになり得るかと言うはなしですが、どちらも画面が折りたためることによるメリットはありますよね。
まず、開くと大画面になるスマホは、大画面タブレットを折りたたむことによってポケットに入れて持ち運べるスマホに変形すると言うのがメリットです。
閉じればスマホ、開けばタブレットになるので、スマホ、タブレットの2台を持ち歩かなくても済みますし、simカードの契約は1台分で済みます。
なので、現状まだ値段が高すぎるとは思いますが、スマホとタブレットの2台を1台にまとめられることを考えればこのタイプの折りたたみスマホは多少高くても売れると思います。
次にRAZRのようなコンパクトにするために縦に折りたたむスタイルはどうかと言うと、折りたたんでコンパクトにすることによって持ち運びが楽になると言うのがメリットになりますね。
ですが、6.2インチのスマホを折りたたんだところで横幅は変わらないので、「折りたたんだ状態でポケットに入るなら開いた状態でも入るんじゃないの?」と言う気がしてします。
『スマホを開くと2倍のタブレットになる』ほどのインパクトはありません。
スマホが半分に折れると言うのは面白いですし、RAZRはデザインがかっこ良いのでガジェット好きには売れると思いますが、開いたところで現在発売されている一般的なスマホでできる以上の新しい体験は出来ません。
スマホの一つのジャンルとして、一般的なスマホと同程度まで価格が下がらないと一般層には売れないと思いますが、逆にそれくらいまで値段が下がればスマホの一つのジャンルとして定着すると思います。
まとめると、折りたたみスマホは今後当たり前のように続々と発売されていくと思います。
RAZRのような閉じるとコンパクトになるタイプのスマホはSamsungからも発売が予定されているようですし、上にも書きましたが今後一つのジャンルとして定着すると思います。
また、開くとタブレットになるタイプはこれまでのスマホとは別の新しいものとして定着して行くと思います。
ですが、折りたたみスマホが一般的になることによって現在のスマホがなくなるかと言うとそうは思えません。
開いたり折ったりがわずらわしく、現在のスマホのように一つの画面に全て表示されていればそれで良いと言う層がいなくなるとは思えませんし、スマホを手帳型ケースに入れて免許やカード類をまとめて便利に財布代わりに使っている人がすぐに手帳型ケースの使用をやめるとも思えません。
現在のスマホと折りたたみスマホは上手く共存していくと思います。
スマホの大画面化によって現状でも若干存在意義が問われている感のある7~9インチ辺りのタブレットは折りたたみスマホの普及によっていよいよ存在が危うくなる気はします。
まあ、まだ普通に買って使うには値段が高すぎますよね。
あと、いろいろ書きましたが日本ではiPhoneが約半分のシェアを誇っていますよね。
結局Appleから折りたたみiPhoneが発売されなければ折りたたみタイプが普及したとは言えないのかも知れません・・・。
Appleが折りたたみiPhoneを発表すれば一気に折りたたみスマホが盛り上がると思うのでそちらにも期待しています。
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