ダンガンロンパシリーズのスタッフが制作した『ザンキゼロ』と言うゲームをようやくクリアしました。
ダンガンロンパシリーズは『1,2,V3、絶対絶望少女』、1と2のリメイク『ダンガンロンパ1・2 Reload』まで購入するほど好きなゲームです。
この『ザンキゼロ』についてももちろん知っていましたがなんとなくこれまで遊んでいませんでした。
GPD WIN MaxでSteamゲームを日常的に遊ぶようになり、ストアを眺めていたら『ザンキゼロ』を見つけ、そう言えばやりたかったなと思いセール価格で購入しました。
最初から最後までGPD WIN Maxで快適に遊べました。
この『ザンキゼロ』、さすがダンガンロンパシリーズのスタッフが作ったゲームだけあり、ストーリーもゲームシステムもかなりクセが強いです。
まず、ストーリーをWikipediaから抜粋すると、
西暦2018年。あの夏の夜。たった一晩で、世界は終わっていた。廃墟が漂うこの地球[ホシ]で、僕らはまだ、生きている。廃墟が漂流する地球。ビル、住宅、電柱、車、信号機、アスファルト―現代文明は滅び、海を漂う廃墟となっていた。
そんな廃墟で目覚めた8人はクローン人間であった。僅か13日で成長し、寿命を迎える。 彼らは例え生命活動が停止しても、所定の手順を踏むことにより新たな肉体で再生[エクステンド]することができる。 8人は世界が破滅した理由と失った記憶を取り戻すためにサバイバル生活を送ることとなる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%82%BC%E3%83%AD
こんな感じです。
簡単に言うと人類の最後の生き残りである8人がヘンテコな世界の謎を解明するためにダンジョンに潜るゲームです。
良くあるダンジョン系ゲームのように敵を倒して食料を確保したりアイテムを拾って基地を整備したり強い武器を作ったりしながらゲームを進めて行くのですが、このゲームのシステムはそう単純ではありません。
まず、キャラクターの体力が『生命力』と『スタミナ』にわかれていて、敵に攻撃された際には『生命力』が減少します。
普通のゲームなら『生命力』だけに気を付けていればいいのですが、このゲームでは『スタミナ』がないと『生命力』がどんどん減少していきます。
その『スタミナ』は行動するたびに減少していきますが、休息を取って回復するのは『生命力』で、『スタミナ』を回復するためには食料を補給しなければいけません。
食料を補給すると『便意』がアップしてしまい、これを放置すると漏らしてしまい、匂いで敵が寄って来てしまうというペナルティーが発生します。
また、嫌いなものや調理していない生肉を食べると『ストレス』がアップし、これも放置するとペナルティーが発生します。
と、『生命力』と『スタミナ』を回復させるだけでも一筋縄では行かず、考えなければいけないシステムになっています。
このゲームの一番の特徴が『エクステンド』システムです。
メインキャラクターの8人は『幼年期』→『青年期』→『壮年期』→『老年期』の順に成長し、大体2週間程度であっと言う間に寿命が来てしまいます。
敵にやられたり寿命が来たキャラクターは『エクステンドマシーン』を使ってエクステンドする(生まれ変わる)ことで復活し、また『幼年期』から成長していきます。
このゲームでは死ぬことによって『シガバネ』と言うものを獲得できます。
『シガバネ』とは敵にやられたり寿命が尽きた瞬間の状況によって獲得できる免疫のようなもので、これを獲得することによって次に同じ状況に出くわしてもやられにくく、死ににくくなります。
普通のゲームならキャラクターが死なないようにゲームを進めることが重要ですが、このゲームではなるべく多くのパターンで死亡し、たくさんの種類の『シガバネ』を獲得することもキャラクターの強さにつながります。
と、これだけではありませんが、これだけ見てもかなり特殊なゲームシステムです。
他にも年齢によってそれぞれ特徴があったり、持てるものの総重量が決まっていたり色々ありますが、特に生命力とスタミナ、便意、ストレスの管理が正直面倒でした。
ゲームに慣れるまで、序盤はこのシステムの複雑さに嫌気がさして何度か「やめようかな?」と思ったほどです(慣れたところで面倒なのは変わりませんが)。
なんとかシステムに慣れながらゲームを進め、ダンジョンに潜ってみたらこれがまた難しい。
理不尽に敵に囲まれて身動きが取れなくなったり、見えないところから敵にいきなり襲われたり、怖いし難しいしで何度リセットしたかわかりません。
こんなにリセットしたゲームは初めてだと思います。
それでも進めて行くうちになぜかその難しさが楽しくなり、私は毎朝30分程度ゲームをするのが日課なのですが、毎朝ダンジョンに潜るのが楽しみになっていました。
ファイナルステージのラストダンジョンがまた難しくて、何度も迷ったり理不尽にゲームオーバーになったりでラスト付近で一度くじけそうになりましたが、年末年始の休みに集中的にやってなんとかクリアできました。
ネタバレはしませんが、エンディングまで見て、よく考えたなと思うような、スタッフに拍手を送りたくなるような素晴らしいストーリーでした。
『ザンキゼロ』というタイトルありきでタイトルから考えられたかのような良くできたストーリーです。
GPD WIN Maxを買ってからSteamゲームがかなり身近になり、セールでかなり安くなるのでセールのたびに何かしら買ってしまいます。
買ったものの手をつけられていないゲームが4,5本たまってきていますが、そのなかから次は『マフィア III』をやってみようと思っています。
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